ハトの巣作りを1日で阻止!!低予算でできた自力撃退法

鳩 ハト ドバト 巣 対策 撃退 生活

これを開いたあなた。ハトが家に来て困っているのではないでしょうか。

「ハトは平和の象徴?とんでもない!!」

そんなふうに思っているあなたのために、私が実際にハトの巣作り阻止・撃退に成功したお話をしたいと思います。あなたの安息の時間を守りたい!その一心で綴らせていただきます。

わが家にハト襲来!

ある日、家に帰って庭をふと見ると、なぜか小枝が数本落ちていました。
「ん?なんだこれ?近くに木なんてないのに…」と不思議に思いながら上を見上げると――なんと、窓の上からハトがこちらをじっと覗いているではありませんか!しかも、どう見ても“巣らしきもの”まで作っている様子。

思わず小石を投げるふりをすると、ハトは慌てて飛び去っていきました。
私は急いで2階へ駆け上がり、窓をガラッと開けると、その音に驚いたのか再びバタバタバタッ!!と羽音を立てて飛び去るハト。
「やめてよ!こっちだって怖いんだから!」と心の中で叫びつつ、下から恐る恐るのぞいてみると…そこには小枝を組み合わせて作られた巣が。

気づけば、わが家がハトの住処になりかけていたのです。家賃払え!

  • ハトが巣は撤去していいの?
  • 効果的な撃退法は?
  • ハトは夜も巣に帰って来るの?

どうしたらいいの?! こんなときは「徹底的に調べてみる」これが私のやり方です。

ハトにはどこまで攻撃していい?

まず最初に知っておきたいのは、鳥はハトに限らず鳥獣保護法によって守らなければならない生き物に指定されているということです。

  • ハト
  • スズメ
  • ツバメ
  • 不気味なコウモリ
  • 大量のムクドリ
  • 憎きカラス

すべて日本の法律によって保護されるべき対象とされています。なのでむやみに攻撃したり捕まえると法律違反で処罰されてしまうので知っておかなければなりません。

攻撃というのは以下のような行動です。

  • 命を奪う
  • 怪我を負わせる
  • 捕まえる
  • 卵・ヒナに危害を加える

ではどの範囲までならやっていいのか。違法にならない行動はこちらです。

  • 手を叩いたり大声で驚かせる
  • 忌避剤を使う
  • ハトが嫌がる置物を設置する
  • 物理的にそこに止まれない構造にする
  • 軽く水をかける
  • レーザーで追い払う

つまり、「追い払う・寄せつけない」ことはやっていい範囲ということです。ただしやり方が過剰すぎてケガをさせてしまう場合は違法になるのでご注意を。

ハトの巣は撤去していい?

ハトの巣は撤去しても問題ありません。合法です。

ただし重要なポイントとして、巣の中に卵やヒナがいた場合は撤去することはできません。ハトの巣が撤去できるのは卵とヒナがいない時だけです。大事なことなので覚えておきましょう。

卵とヒナが産まれてしまった後では巣を撤去したくてもできなくなります。ハトを定住させないためには、巣を見つけた初期段階にできるだけ対処することが重要となります。

同じように民家に作るツバメの巣は、卵やヒナがいなくても撤去すると違法になるのでご注意ください。

ハトの巣はどの季節に作られやすい?

鳩(ドバト・カワラバト)の巣作りには季節ごとの特徴があります。どの時期に巣を作りやすいのか、見ていきましょう。

時期特徴
春(3~5月)春は繁殖のピーク。卵もこの時期に産まれることが多く、巣の活動が一番活発な時期。
夏(6~8月)春に続いて2回目の繁殖が見られることがある。春に作られた巣を再利用することも多く、同じ場所で夏も繁殖を続けることもある。
秋(9~10月)繁殖は減少するが、暖かい地域では巣作りが見られることもある。
冬(11~2月)繁殖はほとんどなし。

暖かくなる春に最も巣作りが活発です。ハトは1年に2~3回繁殖するため、春の1回目の繁殖が終わったあとその場で続けて繁殖することもあります。そして1度繁殖が成功した巣の場所は覚えていてまた戻って来る「帰巣本能」があると言われています。なんと恐ろしい!

何度も被害にあうのが怖いので、巣が作られやすい3月~8月は家の周りを注意深く見るとよいかもしれません。

ハトはどんな場所に巣を作る?

ハトが巣を作るのに適していると思う場所はこんな条件が整っているところです。

  • 屋根があり雨風がしのげる
  • 高い位置で天敵から身を守れる
  • 平らで安定した場所
  • 人通りが少なく静かな場所
  • 夏は直射日光が当たらない日陰

戸建ての場合、2階の軒下で道路に面していないところがターゲットにされやすいです。家と家の間の通路の2階とかが狙われやすいですね。

マンションであれば、2階以上のベランダに巣を作ります。特に6階以上になるとハトの天敵が少なくなるため巣作りが起こりやすくなります。空き部屋のベランダや、窓を開けることがない住人のベランダが狙われます。

ハトは周辺環境も大事にしています。近くにエサ場があるのか、水が豊富にあるのか、巣の材料となる小枝が運びやすい場所にあるのか、外敵が少ないのかなどを総合的に見て「ここに決めた!この物件にするわ!」と選んでいるのです。

特に公園・神社・駅などは木や水があり、エサをくれる人間もいたりするので住み着きやすくなるところです。

巣を作る前の兆候はある?

ハトが巣を作るのにはじつは前段階があって、それを見逃さずに対処することが巣を作らせないためのポイントです。

  1. 家に止まって休憩する
  2. 何度も来て安全かどうかを確認する
  3. 巣の候補地に枝を置いてみる
  4. 数日後、枝が動いていないかを確認
  5. ここは安全だと確信して巣作りを開始

休憩場所として利用するのが初期段階です。晴れた日にベランダの手すりに乗ったり、軒下で雨宿りするハトがいたらそれがどんどんエスカレートしていくので注意してくださいね。特に朝方~午前中はハトが活発に行動する時間帯です。その時間帯に人が家にいないという場合は、鳥のフンの有無で来ているかを判断するようにしてください。

次に繁殖期が近づいてくると巣作りする場所を探し出します。まずは巣の候補地に枝を1~2本置いてみて、その枝に動きがないかを様子見します。そして枝に動いた様子がなく安全が確認できたら巣作りを開始します。

巣を撤去できるタイムリミット

巣作りを開始してから巣の完成までは3~4日間、そのあと1~3日以内に卵を産みます。つまり、巣を作り始めてから最長1週間が私たちが巣を撤去できるタイムリミットということです。

できるかぎり早く巣作りに気づいて撤去ができるように日々気をつけて見ていきたいところです。

巣の撤去を開始!

うちは2階窓のシャッターの上に巣が作られていました。シャッターを格納している箱(戸袋)の上が狭いですが平らになっているのでそこを狙われたのです。

うちはまだ卵がない状態だったので巣の撤去ができる範囲内でした。ギリセーフ!!

家の中から脚立に登って、窓の上に手を伸ばします。かなり身を乗り出さなければ届かないので体が落ちそうで怖い! 思い切って腕を伸ばして木の枝をパラパラと下に落として巣を撤去しました。

その様子を少し離れた場所からじっと見つめるハトが2羽。「ここは安全じゃないよ!」そう伝えるように、こちらの行動をあえて見せつけてやりました。

巣の撤去後は近寄らせない処置が必要

同じ場所に巣を作られないように、シャッターの上は物理的に対策をして二度とハトが来ないようにしなければなりません。というわけで私は巣の撤去後すぐに鳩よけのスパイク(剣山)を設置しました。

じつは以前、わが家はハトの「休憩所」にされてしまったことがあり、そのときに購入した鳩よけスパイクの残りが手元にありました。前回は南側のベランダがハトの日向ぼっこスポットにされていたので対策済みでしたが、今回は西側を狙われてついに巣を作られてしまったのです。

スパイクは組み立て式で完成までに20分ほどかかります。窓際でせっせと作りながら、同時に監視を続けました。というのも、その間にも何度もハトが戻ってきて止まろうとするので、そのたびに追い払う必要があったからです。

ちなみに、このスパイクは金属製で針の長さは15cm。これくらいしっかりしたものでないと効果は薄く、柔らかいプラスチック製や短い針ではハトには効きません。

通常はスパイクを両面テープや接着剤・結束バンドなどで固定しますが、わが家の場合は磁石で固定することにしました。

  • シャッターの箱に磁石がくっつく仕様だった
  • 粘着は事前にきれいに掃除しなければ取れる
  • 手が届きにくい場所なので簡単設置がよかった

シャッター上なので足場を組まないときれいに掃除ができないですし、シャッターが磁石がくっつく素材だったというのもあってマグネットでの固定を選びました。強力なネオジム磁石を使って強風でも耐えられるようにしています。

下に落ちている木の枝は再利用されないように集めて処分しました。ふ~これで対策完了!

設置完了後の効果は?

前回、休憩スポットにされてしまったときは、このスパイク対策で近づかなくなってくれました。だから今回も同じように設置して「よし、これでバッチリだろう」と安心していたのですが……。

ところが数分後。
「え?また来てる!? なんで!?」

なんとハトは針の後ろのわずかな隙間に、体を横にしてうまく入り込んでいたのです。
休憩場所として居座っていただけのときとは違い、巣作りへの執念はまるで別物でした。

そしてまた枝を組んで巣作りを始めています。そこからはもうハトと私の根比べでした。ハトが巣作りをする→追い払って巣材を撤去し針の位置を調整する→数分後ハトが巣作りを再開する・・・この繰り返しが続き、気づけばもう10回くらいやっていました。

「全然終わらないじゃんコレ!!」

思わずそう叫んだ私は作戦を変えることにしました。どうにかしてここが危険な場所であることを伝えなければ・・・!

作戦変更! ここは安全な場所じゃない!

ハトが嫌がることを繰り返して落ち着けない状況にして「安全じゃない」「ずっと人間に見られてる」そんな場所として認識させる必要がありました。

そこで思いついたのが、水鉄砲作戦です。昔、子ども用に買っていた水鉄砲を取り出し、ハトがいる巣に向けて放水する戦法を試すことにしました。

水をかけるとは言っても強い水圧で直接的にブシューっとかけるわけではありません。目の前まで飛ばして「うわっ!なんか飛んできた!」と驚かせる程度で十分です。それだけでハトは飛び去っていきます。

ハトは人間が近づいたくらいじゃ全然逃げませんよね。
まるで「お、来た来た。見てるだけならOKだよ」「はい、ちょっとどくよ。これで通れる?」と言わんばかりの余裕っぷり。

そんなハトでも、水をかけられるのは本当に嫌なようです。

ハトは濡れることが嫌い

ハトは暑い日や汚れた時に水浴びをすることもありますが、基本的にはハトは濡れることを好みません。羽が濡れると体温調節や飛行に影響が出て不快に感じるからです。なので普段は水に触れずに体をきれいに保とうとする習性があります。

つまり、暑さや汚れでどうしても必要なときだけ水浴びをするものの、普段は濡れることを避けたい生き物というわけです。

この「濡れたくない」という習性を逆手に取ると、ハトを追い払う方法として活かせます。
外部から強制的に濡らされる経験を与えることで、ハトにストレスを感じさせ「ここは安全ではない」と学習させるのです。

効果的なストレスの与え方

水をかける頻度やタイミングは以下のようにします。頻度と意外性が重要です。

  • 最初は数分おき
  • 徐々に間隔を空けていく
  • 不意に現れて水をかける

ずっと巣の下で待ち構えて水をかけるよりも、人間がいない時間を作りつつ急に現れて放水するほうがハトにとっては予測不能でストレスが大きいのです。

ポイントは「人間がいる間だけ近づかなければいい」という状況にさせないこと。
「いつ現れるか分からない」と学習させることで、巣作りをあきらめさせやすくなります。

結果: 1日でハトの巣作りを諦めさせることに成功!!

私の必死の抵抗によってわが家に対するハトの認識を変えていき、結果として1日で巣作りを諦めさせることに成功しました! 翌日からは一切姿を見せていません。近づいたり遠くから見ているということもありません。

重要なポイントは以下のとおりです。

  • 何度巣を作られても撤去を繰り返した
  • 金属製スパイクで物理的に妨害した
  • 不意に水をかけて何度もストレスを与えた

今回の経験で分かったのは、ハトの巣作りに対する執念のすごさです。追い払い10回・水掛け10回を繰り返さなければ諦めないほどの巣への執着心は、どこか人間も見習うものがあると感心すら覚えたくらいです。

それでも何度もしつこく抗戦してくる人間がいればハトは最終的に諦めてくれます。

ハトは夜どこにいる?巣に帰って来る?

作りかけの巣から追い出したハトは、いったいどこへ行くのでしょうか。夜に戻ってきて寝るのでは、と考えがちですが、実際にはハトは別で本拠地を持っているようです。

巣作りは新しい住まいの準備段階で、まだ実際には巣として使っているわけではありません。そのため、巣が完成するまでは夜に戻ってくることは少なく、朝から日中にかけて枝を集めて巣を作ります。そして数日後、巣が完成すると前の巣から乗り換えて新しい巣に「引っ越し」するという流れになります。

また、ハトは巣作りの候補地を1箇所だけでなく複数持っていることが多いです。いくつかの場所で巣作りを試み、完成した巣を「安全な新しい住処」として決定します。今回私の家を諦めてくれたのも、別に候補地があったからでしょう。わざわざ水をかけてくる人間の家を選ぶ必要はない、とハト自身が判断した結果だと思います。

ハトに効果が薄い対策一覧

私が対策を考える中で調べた、ハトに効果が薄い対策方法も参考までに紹介したいと思います。

プラスチック製スパイク・短い針

針が柔らかく短いとハトは隙間に足を入れて入り込んで何食わぬ顔でそこに居座ります。なんなら針を利用して小枝を組み込んで巣を作り出します。

音による威嚇装置

最初は驚いていて飛び去っても、学習して慣れると無視されるようになります。特に音が毎日同じだと慣れが早いです。

模造のカラスやフクロウの置物

見た目で最初だけ怖がるものの、動かないためすぐに慣れます。

光や反射による対策

CDや反射テープの反射光に最初は驚きますが、光の動きが同じパターンだと学習して慣れて無視するようになります。

ニオイによる忌避剤

ハトにも嗅覚はありますが強いニオイで追い払うのは難しいです。ハトは嗅覚よりも視覚や聴覚で危険かどうかを判断する習性があるためです。ニオイで一時的に違和感を感じて退散することはあっても、目で安全が確認できれば再び戻って来ることが多いです。

レーザービーム

カラスとは違い、ハトはレーザービームに対して反応が鈍いです。ハトの目に直接レーザーを当てても何食わぬ顔で平気にしている動画をYouTubeで検索すると見ることができます。特に日本の場合、レーザービームの強さが法律で制限されているため、流通しているものでは光が弱いというのも大きく関係しています。

人間が近づいて追い払う

近づいて追い払うのも次第に慣れて逃げなくなります。「あの距離ならこちらには手出しができない」と学習するためです。

ハトの撃退に効果的な方法一覧

ハトは短時間の一時的な対策を「今だけ我慢すればいいもの」と感じるため、状況がおさまると再び戻ってきます。長期的に続くストレスを与えることで、はじめて効果的に巣作りや居座りを防ぐことができるようになります。

長い金属製スパイク

物理的に止まれなくする方法です。短いスパイクや柔らかいプラスチック製は効果が薄いので、針がしっかりしていて長い金属製がおすすめです。

何度も不意に水をかける

水に濡れるのを嫌うハトにはシンプルながら効果大。特に「いつ水が飛んでくるか分からない」状況を作ると強いストレスになり、巣作りを諦めやすくなります。数回だけでなく10回以上続けることが重要です。

足をベタつかせる粘着剤

これは1度ひっかかるだけでも効果が大きく現れます。ハトは足にベタつきや粘着の違和感があると「ここは安全じゃない」と学習し、すぐにその場所を避けるようになります。止まったり巣作りの場所としては不向きだと感じるわけです。

テグス(釣り糸)を設置する

ピンと張ったテグスを浮かせて設置することで、「止まれそうなのに何かひっかかる」といった予想外の違和感を与えることができます。これがストレスとなって「落ち着けない場所だ」と学習させることができます。

傾斜をつけて平らな面をなくす

ハトは平らな場所を好んで止まる習性があります。そこで、手すりや窓の上などに傾斜をつけて「止まりにくい環境」にするのも有効な方法です。
段ボールなどでも代用はできますが、雨や日差しですぐに劣化してしまいます。長期的に効果を維持するなら、金属製の板で加工すると安心です。

ネットを張る

ベランダや通路など、ハトが入り込みやすいスペースを物理的にシャットアウトする方法です。ネットを張ってしまえば、ハトが物理的に侵入できなくなるので効果は非常に高いです。

今回かかった費用

今回ハトの撃退にかかった費用をまとめます。

  • バードスパイク 1550円
  • マグネット 1559円

DIY対策でかかったのは合計 3,109円です。

水鉄砲とバケツを費用に含んだとしても3,329円です。

業者に頼むとどのくらいかかる?

今回の私のケースでは、業者に依頼するとおおよそ以下の費用がかかる見込みです。

  • 巣の撤去・清掃: 15000円
  • スパイク設置: 15000円
  • 足場設置費用: 15000円

合計 45,000円

窓の大きさや足場の不安定さを考慮すると、このくらいが相場といえます。さらに、出張費や廃棄処分費、消毒費、高所作業手当などがプラスされる場合もあります。

ちなみに卵やヒナがある場合は業者であってもすぐに撤去することはできません。ヒナが成長して飛び立つのを待って、再発防止策を行うという作業計画を立てることになります。

さいごに

ハト対策にはいろいろな方法がありますが、重要なのは ①卵を産まれる前に早めに気づいて行動すること、②ハトが何を嫌がるかを理解すること です。

私の家が以前休憩場所として使われていた頃は、ニオイによる忌避剤やCDの吊り下げ、見かけるたびに追い払い、毎日清掃もやりましたが、効果はほとんどありませんでした。しかし、スパイクの設置と水での追い払いを組み合わせたことで今回早期での撃退に成功し、ようやくハトの気持ちを少し理解できた、そんな気がします。

「大事な家を守りたい」という、私と同じ気持ちのあなたを心から応援しています。

タイトルとURLをコピーしました