日本各地で少しずつ広がっている「ごみの戸別収集」。
従来のゴミステーションにまとめて出す方式とは違い、各家庭の目の前まで収集に来てくれるこの方式は、高齢者や体の不自由な方にとって便利な一方で、導入には費用や運営の課題もあります。
この記事では、各自治体が調査した戸別収集に関するアンケート結果をもとに、賛成・反対それぞれの意見や地域ごとの特徴を見ていきます。
戸別収集に反対!今のステーションのままがいい!という声

戸別収集は住民の利便性を考えるとメリットが多いと思う一方で、反対の声も少なからずあるようです。こうした声にも耳を傾ける必要があります。
神奈川県茅ヶ崎市 令和5年5月実施の市民アンケート
神奈川県茅ヶ崎市「ごみ有料化及び戸別収集に関するアンケート調査」
茅ヶ崎市では、戸別収集を検討するにあたり、実施前の事前アンケートで戸別収集に対する意識調査を行いました。(回答者数1592名)
戸別収集の導入についてどう思いますか?(対象:戸建て住宅のみ)
- 現在のステーション方式でいい・・・59.4%
- 導入してほしい・・・23.1%
- どちらでも良い・・・15.5%
茅ヶ崎市では、現行のステーション方式でいいと考える人が過半数という結果でした。
その理由は、次の質問の回答から読み取ることができます。
ステーション方式のままでいい理由(複数回答あり)
- 多額の費用がかかるから・・・58.0%
- 自分で動物対策をする必要があるから・・・42.0%
- プライバシーが気になるから・・・25.0%
- 防犯面で心配だから・・・22.4%
- 敷地内にスペースがないから・・・21.2%
- 景観を損ねるから・・・19.9%
- ご近所付き合いが薄れるから・・・6.6%
- その他・・・17.1%
「コストが上がるのなら今のままのステーション方式でいい」と思う人が多いようです。
戸別収集を実施してほしい理由(複数回答あり)
- 集積所の掃除当番の負担が軽くなるから・・・46.8%
- ゴミ出しが楽になるから・・・45.3%
- ごみの分別や出し方の意識が改善するから・・・43.8%
- その他・・・36.2%
その他の意見はこのような内容です。
・ゴミ出しのルールを守らない人がいるから(33件)
・ゴミ出しに責任を持ってもらいたいから(20件)
・高齢者などの負担が軽減するから(15件)
・ごみ集積所が近所にあって負担やストレスがあるから(13件)
・地域外の人がゴミ出しして困っているから(12件)
集積所を管理している側の人は現在のステーション方式の労働負担に不満を持って戸別収集を望んでいる様子です。
茅ヶ崎市はなぜ反対が多い?
今回のアンケートは、戸別収集を始める前の事前調査として、実際の体験がない段階でイメージを尋ねたものでした。そのため、戸別収集の便利さを実感しづらい一方で、「費用が上がる」という点が気になり、慎重な声が多くなったのかもしれません。
その一方で、自宅の前やすぐ近くにステーションがある家庭では、日々の清掃や管理の負担から戸別収集を前向きに捉える意見も見られました。ただ、こうした立場の方は全体では少なめです。
今回の結果は、こうしたそれぞれの置かれた状況や負担の違いが、意見の差につながっていることを示しているように感じられます。
また、アンケート結果だけでなくアンケート用紙にも目を向けてみると、用紙には戸別収集の説明が非常に詳しく記載されていることが分かりました。
メリット・デメリットの両方が示され、年間5億円の費用がかかることも明記されています。そのうえで「賛成ですか?反対ですか?」と質問されているため、費用が増えるくらいなら現状のステーション方式を維持したいと考える人が多く、反対意見が多くなったのではないかと考えられます。
愛知県春日井市 令和4年11月実施の市民アンケート
愛知県春日井市「戸別収集 (燃やせるごみ) 実証実験のアンケート結果」
春日井市では、戸別収集の実験を期間限定で行ったうえで、住民に今後の是非を問うアンケートを実施しました。(回答者数379名)
こちらも先ほど同様、戸別収集に反対という意見が多い地域です。
戸別収集の利点は何ですか?
- ゴミ出しが楽・・・47.2%
- 特になし・・・42.0%
- 不法投棄が減った・・・13.5%
- ステーション管理の負担が減った・・・7.8%
戸別収集の問題点は?
- 街の景観が悪くなった・・・38.0%
- 特になし・・・34.8%
- 通行の邪魔・近所迷惑などが心配・・・28.0%
- プライバシー・防犯面が心配・・・26.7%
戸別収集に伴う有料化についてどう思いますか?
- 導入せずに今の無料のままがよい・・・77.3%
- 戸別収集のための有料化はやむを得ない・・・8.2%
- 無料で戸別収集してほしい・・・4.5%
- よくわからない・・・4.2%
春日井市では、今まで無料だったゴミ出し料金が上がることへの不満の声が大きく、従来のステーション方式を続けるほうが良いという結論に至りました。
住民の最大の心配はここでもやはり費用面のようです。
春日井市はなぜ反対が多い?
春日井市が実験を行ったのは「石尾台1丁目地区」とのことです。春日井市は、すでに戸別収集の実績がある名古屋市と隣接していますが、石尾台1丁目地区は名古屋市とかなり離れた反対方面の地域です。
そのため周囲と同様のステーション収集方式に慣れていて、戸別収集にあまり興味がなかった可能性があります。
また、石尾台1丁目地区は道路環境のおかげで安全に収集作業ができるとのことで、市によって一方的に選ばれた地域です。住民側の希望を受けて始まったものではありません。
このことがアンケート結果に大きく影響したと考えられます。
興味が薄いことに多額の費用をかける必要性を感じられなかったため、反対が多くなったのではと推測できます。
戸別収集に賛成! 導入してほしい! という声

続いて、メリットが大きいと感じる人たちの意見を見ていきましょう。
神奈川県厚木市 令和5年6月実施のモデル地区アンケート
神奈川県厚木市「もえるごみの戸別収集に関するアンケート調査」
厚木市で令和4年10月から始まったモデル地区での戸別収集について、満足度を知るためのアンケートが実施されました。(回答者数731名)
厚木市では戸別収集を歓迎する声が多く集まっています。
戸別収集を実施してみて感想は? (対象:戸建て住宅の回答者)
- とても良い・・・32.3%
- 良い・・・40.9%
- あまり良くない・・・14.6%
- 良くない・・・10.6%
戸建てに住む人の印象としては、73.2%もの人が好印象の様子です。
戸別収集を継続したいですか?(対象:戸建て住宅の回答者)
- 今後も継続してほしい・・・67.7%
- 集積所方式に戻してほしい・・・19.7%
- その他・・・12.6%
1世帯あたりの人数が増えて家族が多くなるほど、戸別収集の継続を希望する割合が多くなる結果となりました。人数が多いとゴミを出す時の量が増えるため、集積所までの持ち運びが大変になることが理由のひとつとして考えられます。
戸別収集になって良かったことは何ですか? (対象:戸建て住宅の回答者)
- 集積所に運ばなくてよくなった・・・48.4%
- 責任をもって出すようになった・・・26.2%
- 分別を意識するようになった・・・10.9%
- 可燃ごみを出す量が減った・・・4.1%
- その他・・・13.3%
戸建て住宅においては集積所までの距離が遠かったため、戸別収集で便利になったという声が多い様子です。
戸別収集になって良くなかったことは何ですか?(対象:戸建て住宅の回答者)
- カラス等の被害が増えた・・・30.0%
- バケツ購入による費用負担が増えた・・・23.0%
- 個人情報漏洩の不安が増えた・・・12.0%
- その他・・・33.0%
自分でカラス対策をしなければならないことに対する不満の声が見られます。
厚木市ではなぜ賛成が多い?
神奈川県では、厚木市以外にも戸別収集を導入している自治体が多くあります。特に、厚木市のすぐ隣にある海老名市では、当時すでに4年前から市内全域で戸別収集が始まっていました。
こうした近隣の動きを見ることで、「自分たちの地域でも導入してほしい」という声が高まっている可能性があるかもしれません。
ただし、最初に挙げた反対意見の多い茅ヶ崎市も神奈川県です。しかも茅ヶ崎市のすぐ隣にはすでに戸別収集を行っている藤沢市もあります。
両者の大きな違いとしては、戸別収集を実際に体験したかどうか、それから費用面の詳細な説明があったかどうかです。
厚木市では、シンプルに「戸別収集を継続してほしいと思うかどうか」という質問のみでした。このことが賛成の多さに繋がったと考えられます。
北海道苫小牧市 平成29年1月実施のアンケート調査
北海道苫小牧市「戸別収集モデル事業に関するアンケート調査結果について」
苫小牧市では、平成28年7月から始まった戸別収集の試験運用について、市民の満足度を調べるアンケートを実施しました。(回答者数1740名)
以前よりゴミの分別意識は高まりましたか?
- はい・・・66.2%
- いいえ・・・17.3%
- どちらともいえない・・・15.5%
年齢別に見ると、60代・70代の高い年代ほど「はい」と答えた人の割合が増える傾向がありました。
戸別収集の利点は何ですか?(複数回答あり)
- ゴミ出しが楽になった・・・25.7%
- 動物による被害が減った・・・18.4%
- ステーションへの不法投棄が減った・・・16.7%
- まちの景観がよくなった・・・15.4%
- ステーションの管理負担が減った・・・11.6%
- ごみの分別と減量が進んだ・・・10.9%
- その他・・・1.3%
戸別収集になって良かったと感じますか?
- よかったと思う・・・69.4%
- どちらとも言えない・・・19.7%
- 以前のほうがよかった・・・8.2%
年齢別に見ると、60代・70代の高い年代ほど「よかったと思う」と答えた人の割合が増える傾向がありました。
戸別収集を全市に導入することに対してどう思いますか?
- 段階的に全市に拡大すべき・・・40.2%
- なんとも言えない・・・36.9%
- すぐに全市に拡大すべき・・・15.1%
- 拡大すべきではない・・・4.4%
慎重派の声も大きくある中、「すぐにすべき」「段階的にすべき」という賛成の声の合計は55.3%、反対の声は4.4%という結果になりました。
苫小牧市はなぜ賛成が多い?
苫小牧市のアンケートでは、回答者の67%が60代・70代という高齢層でした。
戸別収集が導入されれば体力的な負担が軽くなると期待する声がアンケートでも多く表れたのだと推測できます。
ただし、苫小牧市の高齢化率(65歳以上の割合)はアンケート実施の平成29年時点で27.3%であり、アンケート回答者の年齢割合と大きな差があります。60~65歳を入れたとしても、全体の67%を占めるということは考えにくいです。
賛成の声が少し上振れして出ている可能性は考慮すべきかと思います。
各地の満足度は?賛成多数?反対多数?
先程挙げた4つの市だけでなく、ほかの自治体の賛否も見ていきましょう。
ここからはダイジェスト版でお送りします。見やすく統一するために簡略化した部分もありますがご了承ください。
神奈川県鎌倉市 平成25年1月のアンケート
実験地域の住民の感想 回答者1814名
- 戸別に賛成⭕️・・・67.7%
- 戸別に反対✖️・・・32.3%
備考: 回答者の59.9%は60歳以上の高齢層
周囲に本格的な戸別収集地域あり
神奈川県平塚市 平成29年3月のアンケート
自治会への導入前事前調査 回答者737名
- 戸別に賛成⭕️・・・50.0%
- 戸別に反対✖️・・・41.0%
備考: 自治会に聞いたアンケートであることに注意
2年後に戸別収集の実験開始
東京都利島村 令和2年9月のアンケート
検討段階における印象調査 回答者51名
- 戸別に賛成⭕️・・・10.4%
- 戸別に反対✖️・・・89.6%
備考: 離島のため野生動物や強風に困っている様子
東京都武蔵村山市 令和2年1月のアンケート
検討段階における印象調査 回答者1122名
- 戸別に賛成⭕️・・・55.1%
- 戸別に反対✖️・・・15.3%
備考: 2年後に戸別収集の本格導入を開始
周囲に本格的な戸別収集地域あり
北海道恵庭市 令和3年10月のアンケート
導入済み地域の満足度調査 回答者1005名
- 戸別に賛成⭕️・・・57.6%
- 戸別に反対✖️・・・16.4%
備考: 費用がかかっても維持すべきという回答が多い
千葉県市川市 平成27年12月のアンケート
検討段階における印象調査 回答者3334名
- 戸別に賛成⭕️・・・19.4%
- 戸別に反対✖️・・・54.7%
備考: 有料化を伴う戸別導入の議論
愛知県豊川市 令和6年8月のネット調査
検討段階における印象調査 回答者96人
- 戸別に賛成⭕️・・・19.8%
- 戸別に反対✖️・・・74.0%
備考: 周囲に戸別収集地域なし
ネット調査のためメイン回答者は40代・30代(割合54.2%)
神奈川県大磯町 令和2年10月のアンケート
検討段階における印象調査 回答者587名
- 戸別に賛成⭕️・・・29.0%
- 戸別に反対✖️・・・71.0%
備考: 周囲に本格的な戸別収集地域なし
有料化を伴う戸別導入の議論
東京都西東京市 平成19年のアンケート
実験地域の住民感想 回答者247名
- 戸別に賛成⭕️・・・57.0%
- 戸別に反対✖️・・・9.0%
備考: その後戸別収集を本格導入
周囲に本格的な戸別収集地域あり
愛知県日進市 令和3年2月のアンケート
検討段階における印象調査 回答者1669名
- 戸別に賛成⭕️・・・18.1%
- 戸別に反対✖️・・・55.0%
備考: 費用3億円という説明あり
周囲に本格的な戸別収集地域あり
神奈川県寒川町 令和3年10月のアンケート
検討段階における印象調査 回答者160名
- 戸別に賛成⭕️・・・17.0%
- 戸別に反対✖️・・・76.0%
備考:周囲に本格的な戸別収集地域なし
有料化を伴う戸別導入の議論
東京都小平市 平成29年1月のアンケート
検討段階における印象調査 回答者1987名
- 戸別に賛成⭕️・・・24.5%
- 戸別に反対✖️・・・24.3%
- どちらともいえない・・・46.9%
備考: 2年後に戸別収集の本格導入を開始
福岡県福岡市 令和5年11月のアンケート
導入済み地域の満足度調査 回答者535名
- 戸別に賛成⭕️・・・81.1%
- 戸別に反対✖️・・・7.7%
備考: 夜間に戸別収集を実施している地域
アンケートの共通点は?

どのアンケートでも見られる共通点はこのようになっています。
ゴミは毎日出るものですから、ゴミ出しのための出費が増えるとなると年間への影響も大きくなります。不況が続く昨今ですから生活コストが上がることに敏感になってしまうのも仕方ありません。
また、カラス対策や清掃などの個人の労働負担が増えることを気にする意見も共通して多かったです。
その一方で、反対意見が多い地域でも、ゴミ出しが楽になる利便性を感じる人は少なくありません。
実験地域で寄せられた感想だけでなく、すでに本格導入が始まった地域からも、こうしたメリットを実感する声が多く挙がっています。
賛成または反対が多い地域の類似点とは?
アンケート結果を整理していく中で、賛成・反対の割合が大きく偏る背景には、いくつか共通した傾向があることが見えてきました。
有料化の議論があるかどうか
反対の多い地域では、戸別収集の議論とゴミ出しの有料化が同時に進められているケースがよく見られます。
この二つがセットになると、住民からは全体の流れが 「戸別収集を導入するために有料化を進めている」 ように映りやすくなります。
その結果「それなら戸別収集にはせず、今の無料のままがいい」という意見にまとまりやすくなっています。
一方で賛成が多くなる地域では、有料化についての議論がないというケースもいくつか見られました。
周囲に見本があるかどうか
- 周囲に本格的な戸別収集地域がある→賛成が多い
- 周囲に本格的な戸別収集地域がない→反対が多い
すでに戸別収集が始まっている自治体が近くにある場合、日常の中で様子を見かけたり、知人から話を聞く機会がある人もいます。そうした “身近な情報” があると、戸別収集へのイメージがつかみやすく、関心や理解につながっていた可能性があります。
社会実験の有無
- 実験を実施した地域→賛成が多い
- 実験を実施していない地域→反対が多い
実験していない地域において多いのが、「問題が多そうで不安・・・」という住民の声です。
実際に体験したわけではないので、
こうした想像上の不安が飛び交い、反対意見となっている様子でした。
これは心理学でいうところの「現状維持バイアス」にあたります。
現状維持バイアスとは、未知のものに対するリスクや失敗を恐れて、新しい選択肢を避けて今の状態を維持しようとする傾向のことです。
- やったことがないから不安
- 今のやり方に慣れている
- 変わると面倒そう
- 新しいものは何となく不安
といった気持ちから、たとえリスクが小さい場合でも“変化そのもの”を嫌がることがあります。
結果として、仮に現状に問題があっても「今のままでいいや」と思ったり、新しい方法のメリットより「変わる不安」を大きく感じてしまう、という反応が起きやすくなります。
変化を求めるのなら動機が必要

いきなりアンケートが届いて「戸別収集についてどう思いますか?」と聞かれても、知識がなければ「なんとも言えない」という答えになってしまいますよね。
戸別収集の是非を住民に問うのであれば、自治体はまず住民に対して丁寧な説明を行い、理解を共有したうえで判断を求める必要があります。
たとえば、最低限以下のような情報は住民に伝えるべきです。
- 戸別収集とは何なのか
- メリットとデメリット
- なぜ今このテーマが議題になっているのか
- 他の自治体の成功例
- 一部地域での実験から始まること
特に重要なのは、「なぜ今必要なのか」「どんな市民の声や課題を受けて議論されるようになったのか」という“動機づけ”です。
たとえば、以下のような“危機感”を共有するだけでも住民の理解は大きく変わります。
- ゴミの量が増え続け、焼却炉の寿命が縮まるおそれがある
- 新しい焼却炉の建設には150億円もの費用がかかる
- 埋立地が10年後に満杯になる見込み
- 新たな埋立地の確保には大きなコストと環境負荷が伴う
こうした説明があれば、「分別にもっと真剣に取り組まなければならない」「地域の仕組みを変える必要がある」という意識を住民も共有しやすくなります。
また、高齢化の観点から説明する方法も有効です。地域の高齢化率を示しつつ、ステーション方式では清掃や当番の負担が大きく、高齢者の多い地域では維持が難しくなっているという“現場の声”を伝えることも住民の理解につながります。
自治体が住民アンケートを行うまでには、多くの議論や課題認識が存在します。しかし、その背景は住民には見えていません。だからこそ、住民にきちんと経緯と理由を説明し、理解を得ることが欠かせないというわけです。
まとめ
地域ごとに賛成・反対の傾向は大きく分かれますが、その違いには“実際に体験したかどうか”や“アンケート内でどんな説明がされているか”といった要素が強く影響していることが見えてきました。
住民に判断してもらうためには、まず行政が地域の現状や課題を分かりやすく伝え、共通の理解をつくることが欠かせません。
戸別収集はあくまで課題を解決するための選択肢の一つであり、その意味や必要性が腑に落ちる説明こそが、住民の納得につながると言えるでしょう。