長崎県でゴミの戸別収集を行っている市町村一覧

都道府県比較

九州地方の長崎県の中で、ごみを家の前で回収する「戸別収集」を実施している市町村を表に一覧でまとめました。引っ越しや移住を考える時などの参考になれば幸いです。

戸別回収方式の市町村一覧

:戸別回収、または戸別回収がメイン
:戸別とステーションの併用
:ステーション・拠点による回収

市区町村備考可燃不燃段ボールビンペットボトル白トレイ包装プラ乾電池スプレー缶
島原市戸別は縮小予定×××××××××
大村市戸別は縮小予定×××××××××

●島原市・大村市の戸別回収は今後、全域をステーション方式に移行する予定です。


●ステーションとの併用とは、同じ市区町村内でも場所によって回収方法が異なる状態を指します。住宅までの道路が狭く収集車が入れない場合に、広い通りに設置したステーションでゴミ回収する、というのが一番多いケースです。ほかには、市町村合併が行われたものの従来の収集方法がそのまま採用されたため、地域によって2種類に別れているというケースもあります。

●段ボールは、地域によっては民間の古紙回収業者のステーションが各所に点在して、24時間収集している場合があります。

●粗大ごみは電話申し込みで戸別回収する地域が多いため省略しています。

●紙・布・廃油など、ここに記載していない種類の資源ごみを戸別収集している場合もありますが省略しています。

●高齢または身体が不自由などの理由でステーションまでのゴミ出しができない人を対象に、市の職員がごみの戸別回収に向かう「まごころ収集」という行政サービスが地域によってはある場合があります。これについては、全国的に多くの自治体が行っているのでここでは省略しています。

情報は2025年時点の私の独自調査に基づいており、各市町村の一般廃棄物処理基本計画・環境省資料・公式HP情報などをもとにしています。制度は変更される場合があるため、最新の詳細については各自治体へお問い合わせください。

ステーション回収方式の市町村一覧

以下の市町村では、全地域でステーション・拠点・集団方式の収集方法を採用しています。(粗大ごみの戸別回収・まごころ収集は除く)

  • 長崎市
  • 佐世保市
  • 諫早市
  • 大村市
  • 平戸市
  • 松浦市
  • 対馬市
  • 壱岐市
  • 五島市
  • 西海市
  • 雲仙市
  • 南島原市
  • 長与町
  • 時津町
  • 東彼杵町
  • 川棚町
  • 波佐見町
  • 小値賀町
  • 佐々町
  • 新上五島町

大村市の詳細情報

長崎県大村市の令和7年度の「一般廃棄物処理実施計画」によると、令和7年4月時点での戸別収集件数は約6900世帯で、全体の14.7%とのこと。

今後はこれをステーション方式にまとめることによって、収集時間の短縮と経費の削減を図る方針が記されています。

ステーション化に対するアンケート

平成27年度に大村市が実施した市民アンケートによると、市が進める「ごみ収集の全域ステーション化」について、賛否の結果は次のとおりです。(市内から無作為に抽出した2,000名のうち、826名が回答)

賛成反対どちらともいえない無回答
60.9%9.3%26.6%3.1%

市民の過半数がステーション化に賛成という結果に。一方で、現在戸別回収を利用している世帯に限定して尋ねた質問では、次のような意見も寄せられています。

協力してもよい協力したくないわからない無回答
46.4%22.5%23.0%8.1%

【協力してもよいという理由】

  1. 市の収集費用を抑えられるから(17.6%)
  2. カラスやネコに荒らされるから(13.3%)
  3. ゴミ出し時間やルールを守るようになるから(4.3%)
  4. 家の前にごみを出したくないから(2.5%)

【協力したくないという理由】

  1. ゴミを出すのに便利だから(13.0%)
  2. ステーションの管理が大変になるから(8.3%)
  3. ステーションを設置する場所が無いから(4.9%)
  4. 高齢でステーションまで持って行けないから(4.3%)
  5. 戸別収集するのが当然だと思うから(4.3%)

なお、本ページでは分かりやすさを重視して一部の説明を省略しています。詳細なデータは、以下のリンクからご確認ください。↓

ごみ収集方法についてのアンケート調査の結果 大村市市民環境部環境センター

参考資料

  • 各市町村「一般廃棄物処理基本計画」
  • 環境省「ごみ収集運搬の状況(生活系ごみ)令和4年度実績」
  • 各市町村公式HP
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