「よく使うソフトをもっと手軽に開けたらいいのに…」
そんなふうに思ったことはありませんか? 実は、ちょっとした工夫で よく使うソフトやフォルダをボタンひとつで起動できる環境 を作ることができます。
必要なのは次の2つだけです。
① ランチャーソフト(マクロソフト)
ランチャーソフトとは、PCソフトをショートカットキーで起動できるようにするソフトのことです。
例えば、次のような設定が可能です。
- Alt + P → ペイントを起動
- Ctrl + M → メールソフトを起動
- Ctrl + Alt + E → エクセルを起動
② プログラマブルデバイス
「プログラマブル」とはプログラム可能つまり「自由に設定変更可能な」という意味です。
キーボードやテンキーのキー配置を自由に設定できる機器を プログラマブルキーボード/プログラマブルテンキー と呼びます。
これを使えば、ランチャーソフトで登録したショートカットを、物理的なボタンひとつに割り当てられるようになります。
たとえば以下の流れです。
- ランチャーソフトで「Alt + P」をペイント起動に登録
- プログラマブルキーボードのボタンに「Alt + P」を設定
- ボタンを押すだけでペイントが起動!
ソフト以外も起動できる
ボタンひとつで起動できるのはソフトだけではありません。
「デスクトップにショートカットを置けるもの」なら何でも登録可能 です。
- よく使うフォルダ
- 参照することが多い資料ファイル
- よく見るお気に入りのWebサイト
- プリンター設定画面
- 音声出力の選択設定画面
- ディスプレイ設定画面
「探す手間を省いて即アクセス」できるのは大きな時短効果があります。
もともとのショートカットキーも割り当て可能
WindowsやOfficeなどには、最初から便利なショートカットキーが用意されています。
これらもボタンに割り当てれば、よく使う作業が一発でできるようになります。
- Ctrl + C → コピー
- Ctrl + V → ペースト
- Ctrl + Z → 元に戻す
- Ctrl + S → 上書き保存
- Ctrl + F → 文書内検索
- Ctrl + Shift + N → 新規フォルダ作成
まあこれが本来の使い方なんですけどね。ここにランチャーソフトが掛け合わさればソフトやアプリが即起動できるというわけです。
定型文もワンタッチで入力
さらに、プログラマブルデバイスによっては 定型文の登録 も可能です。
よく使う文章を登録しておけば、メールやチャットで繰り返し入力する手間を省けます。
例:
- 「いつもお世話になっております。〇〇株式会社の△△です。」
- 「何卒よろしくお願いいたします。」
- 「ご確認いただけますと幸いです。」
ビジネスでの定型文はもちろん、住所やメールアドレスなどの入力もワンタッチで呼び出せます。
PCの機能操作もワンタッチ化
さらに、もともとWindowsに備わっている機能操作もボタンひとつに割り当て可能です。
- スリープ機能
- PCロック機能
- 音声ミュート
- 音量調整
- 画面キャプチャ
- 画面録画
複雑な操作やショートカットを覚える必要がなく、直感的に使えます。
無料ランチャーソフト「C Launch」
「C Launch」は無料でダウンロードして、ずっと無料で使える定番ランチャーソフトです。
シンプルで軽快に動作し、ショートカット・ホットキーの登録が簡単にできます。初心者でも扱いやすいのが特徴です。
以下の信頼性の高いサイトからダウンロードできます。
サンワサプライのプログラマブルテンキー

プログラマブルデバイスの入門用としてオススメなのが、サンワサプライのプログラマブルテンキー(NT-19UH2BKN2) です。
- 透明のキーキャップ付きで、中に紙を挟めば役割をメモできる
- 「ペイント」「メール」といった名前を直接書いても◎
- 絵の具アイコンや手紙のイラストを入れて視覚的に分かりやすくするのも◎
- フォルダは茶色、ソフトは青、といった色分けも◎
- 専用のキー変更ソフトが付属している
- 専用ソフトで定型文の入力も可能
- Ctrl、Alt、Shift の組み合わせでキーが作れる
キーキャップがないオシャレなデバイスもたくさん販売されていますが、プログラマブル初心者は「どのボタンが何だったか分からなくなる」ことがよくあります。
「覚えられなくて結局使いこなせなかった」ということを防ぐためにも、まずはキーキャップありの製品を選ぶのが安心です。
また、専用ソフトを使えば Ctrl・Alt・Shift の3つを組み合わせたショートカットキー を自由に登録できます。
例えば、こんな組み合わせが可能です。
- Ctrl + Alt + r
- Ctrl + Shift + p
- Ctrl + Alt + Shift + t
- Alt + Shift + w
このように組み合わせることで、既存のショートカットと被らずに、新しいショートカットボタンを作ることができます。
まとめ
ランチャーソフトとプログラマブルデバイスを組み合わせれば、
- ソフトやフォルダの起動
- 既存ショートカットの活用
- 定型文の入力
- PC機能の操作
これらをすべて ボタンひとつで実行 できるようになります。
おすすめの組み合わせは
- C Launch(無料ソフト)
- サンワサプライのプログラマブルテンキー
これから始めたい方には特にピッタリです。
作業効率をぐんと上げたい方は、ぜひ一度試してみてください。